柱梁接合構造

(57)【要約】 【課題】 主として鉄骨造の建物に適用される柱梁接合 構造において、耐震安全性および経済性を高める。 【解決手段】 鋼管３に２個のダイアフラム４を付設し て柱２を構成し、柱２に２本のＨ形鋼梁６を溶接する。 各Ｈ形鋼梁６のフランジ６ｂの左右両側に、三角形板状 の極低降伏点鋼材からなるハンチプレート７を水平に添 設して柱２に溶接する。これにより、ハンチプレート７ によって柱２とＨ形鋼梁６との接合部が補剛され、地震 時におけるＨ形鋼梁６の柱２に対する変形追随性能が向 上する。そのため、地震時の履歴エネルギーはＨ形鋼梁 ６およびハンチプレート７によって吸収され、中小の地 震に起因してＨ形鋼梁６のフランジ６ｂが破断する恐れ はない。また、この柱梁接合構造１はＨ形鋼梁６にハン チプレート７を添設するだけで完成するので、梁耐力に 優れた柱梁接合構造１を構築する手間とコストが削減さ れる。

鋼管柱の柱脚補強方法

(57)【要約】 【課題】 柱脚の根巻の出っ張りをなくして床面積の利 用範囲を大きくすると共に施工コストの低減を図る。 【解決手段】 鋼管柱３のベースプレート１０に形成さ れた挿通穴１１を基礎部２に突設された補強筋１に挿入 することにより該補強筋１を鋼管柱３の内部に配置し、 次いで、ベースプレート１０をホールインアンカー１４ により基礎部２に固定又は半固定した後、鋼管柱３の外 壁に形成されたコンクリート注入穴４から該鋼管柱３の 内部にコンクリート６を充填して固化させる。

Caulking structure and caulking jig